
クラシックギターの椅子って、体に合っていないと姿勢に負担がきます。
姿勢のズレを修正しようとして体が無理をしちゃうので、肩コリや腰痛、お尻が痛い、練習後に体がダルいなど、「椅子を変えてみたらいいかもよ。」なサインが体に現れます。
椅子を変えるだけで練習の効率がアップしたり、弾きやすくなったり、ということがあります。
ここで「え?」とか「ハッ!」となった方はどうぞ読み進めてください。
何がしかの発見や気づきがきっとあると思います。
- クラシックギターの練習は適当な椅子を使っている。
- ベッドの上やソファに座って弾くことが多い。
この記事の目次
クラシックギターの椅子は決め手は2つある
決め手の2つとは、硬さと高さ、です。
私が高校時代にギター合奏をやっていた頃は、教室の椅子がクラシックギター練習用の椅子を兼ねていました。
ベニヤの合板とパイプでできた教室用の椅子は、座面がベニヤの合板だから硬いんだよね。
弾いてるうちにお尻が痛くなってきたりして、ときどき立ち上がっては血(ケツ=3)流を促したりしていましたよ。
お尻が痛くなると集中力も低下してしまうので、硬い椅子にはクッションを使うなどして対策しましょう。
椅子高すぎの結果と対策
たぶんですが、日本中のクラシックギター愛好家が[keikou]椅子の高さを補正するために足台を高く設定する、[/keikou]という行動に出たのでしょうね。
つまり、全国のあっちゃこっちゃでみんな背骨がゆがんだ姿勢で練習してたんですね。
おすすめの椅子の高さとしては、両足をペタッと床について座ったときに太ももが床と平行、あるいは、膝が90度になるくらいがいいです。
中には足台がお気に入りの人もいるかと思いますが、足台だけ使うというのはよくないので、足台を使いつつギター支持具を併用してみてください。
[kanren url="https://clagui.com/guitar-support/"]
椅子を低くするにもホドがある
低い椅子は足台も低くできるので体のひねりが緩和されます。
ところがだ、クラシックギターに適切な椅子の高さを知っておかないとオシリサガリムシに棲みつかれてしまう場合があります。
オシリサガリムシが居座るとお尻の皮が引っ張られて、日常生活の中で一番薄い尻皮になっちゃう。
薄い尻皮で座面が木の椅子とかに座ってるとジワジワとお尻イターい!になっちゃう。
だから椅子を低くし過ぎてもダメなのです。
お尻が痛い対策は、上で紹介したクッションを使うとけーっこう楽になりますよ。
ピアノ椅子はクラシックギター向きではないが方法があるよ
ピアノの歴史的な背景も関係していると思われるのですが、ピアノ椅子は目いっぱい下げてもまだ高いので、クラシックギターの椅子として使うのに適していません。
でも、もしも、ピアノ椅子が入手できて、それをギター専用に使ってもオッケーなら、[keikou]ピアノ椅子の脚をカットするだけで簡単にギター専用椅子に変身させることができます。[/keikou]
脚をカットしたらホームセンターで売ってる脚カバーを付けて完成。
このとき注意するのは、4本の脚の長さを揃えて切る、っていうこと。
自分で切るのが不安だったら、デキル人に頼みましょう。
※猫足じゃなくて、足がまっすぐのタイプを見つけてくださいね。
チェリストの皆さんもピアノ椅子の足を切って使っているみたいですよ。
クラシックギターに最適な椅子
クラシックギターに最適な椅子っていうのは、飲食店や事務用の椅子よりも低いのがいいです。
大体の目安でいうと、40㎝くらいがベスト。
もしくは、太ももが床と平行になるくらいの高さです。
座面が平らで、ひじかけがないもの、を選びましょう。
クッション付きでもオッケーです。
お手軽にすませたい方は家の中をグルッと見回してみましょう。
意外なピッタリ椅子が見つかるかも知れません。
懐かしくてナイスな椅子がリサイクルショップにあるかも
学校用の椅子に高さ140cm(新JIS規格5号、または、旧JIS規格3号)のがあるのですが、こういうのはリサイクルショップに流れてきたりします。
学校用の椅子は安定感は問題ないのですが、座面が木で硬いのでクッションと併用した方が使い心地がいいです。
懐かしさもあったりしてついつい深く腰掛けちゃったりするかも知れませんが、それだと弾きづらくなるので、チョコンと座るようにしてね。
クラシックギター専用の椅子
ここでは2つ紹介しますね。
価格がお手頃で40cmまで調整できます。
38.5㎝~46.5㎝というより広い範囲での高さ調整が可能、もちろん、クラシックギターにもぴったりです。
無段階で高さが調整できるので自分の体格にぴったり合った高さに調整できます。
こちらは本格派なので、テンションも上がってバッチリ練習に集中できるんじゃないでしょうか。
まとめ
道具が充実すると練習への身の入り方が違います。
新しいツールを買って、それがハマったら、買ってよかった♪ってなるし、楽しく練習できるので技術の習得も自然と速くなります。
ここまで読んだところで、ちょっと日ごろの練習を振り返って、相棒の椅子と「キミとボクっていい関係?」な会話をして相性確認なんぞをやっていただけると嬉しいです。